【windows10 IoT】機能アップデートを必要としないWindows10

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Windows10のアップデートサイクルについて

Windows10では年2回実施される「機能更新プログラム」と毎月1回実施される「品質更新プログラム」の2種類のアップデートが用意されていて継続的にアップデートが繰り返されます。

Windows10 2種類のアップデート

「機能アップデート」は最新OSのインターフェースや機能が提供される大型のアップデートです。OSのバージョンも更新されます。
「品質アップデート」はセキュリティ問題や製品の不具合を修正する更新プログラムで、毎月1回以上提供されるアップデートです。

機能アップデート

・Windows10の機能拡張を行う更新プログラム
・年2回
・サイズ:3GB前後
・WindowsのOSバージョンが更新される


品質アップデート

・品質の向上、およびセキュリティの修正プログラム
・毎月1回以上
・サイズ:1GB前後
・WindowsのOSバージョンは更新されない


H110M6-SF2【スタンダードモデル】
Win10 IoT Ent 2019 LTSC
Win10IoT 2019 LTSC搭載
スタンダードモデル
  ・CPU:Pentium【CPU変更:可】
  ・メモリ:4GB
  ・ストレージ:SSD-250GB
H110M6-SF2【スタンダードモデル】
Win10 IoT Ent 2016 LTSB
Win10IoT 2016 LTSB搭載
スタンダードモデル
  ・CPU:Pentium【CPU変更:可】
  ・メモリ:4GB
  ・ストレージ:SSD-250GB

Windows10のアップデートによるトラブル

Windows10の機能アップデートでは、OSのバージョンが更新されてしまうことで以下のようなトラブルが発生することがあります。

Windows10 アップデートのトラブル実例

Windows10のアップデートでは実際にこのようなトラブルが発生しています。
Windows10の機能アップデートでOSのバージョンが更新されてしまうことが、様々なトラブルを引き起こす 要因となってしまいます。

PC購入時期でWin10のバージョンが異なり、アプリの動作検証に手間と高額コストがかかってしまった。


アップデートによりWindowsの画面表示が変わってしまい、業務アプリの操作マニュアルの修正が必要になった。

アップデートによりシステムエラーが発生してしまい復旧まで作業ができなかった。


アップデートによる業務アプリの修正プログラム開発に高額なコストがかかってしまった。




Windows10には機能アップデートを行わず最長10年間同じOSを使用することができる
LTSCモデル
という機能アップデートモデルのOSがあります。

Windows10のアップデートモデルについて

【SACとLTSC】用途に合わせたWindows10のアップデートモデル

Windows10には機能アップデートを行う「SAC」モデルと機能アップデートを行わない「LTSC」モデルを選ぶことができます。

Windowsの使用用途や機能アップデートを行うかどうかなどのご利用環境に合わせて選ぶことができます。

また、機能アップデートを行わないモデルでも、品質アップデートは行われるのでセキュリティ面でも安心して使用できるようになっています。
企業向け最新化モデル
SAC
(旧称CBB)


最新機能を提供
ビジネスユーザー向け

・機能アップデートあり(年2回)
・品質アップデートあり
・メインストリームサポート約18ヶ月
特定用途向け固定化モデル
LTSC
(旧称LTSB)


機能アップデートなし
特定システム向け

・機能アップデートなし
・品質アップデートあり
・最長10年のサポート
・業務に不要なアプリのインストールなし

機能アップデートを行わないWindows10のOS

Windows10ではOSの種類によりお選びいただけるアップデートモデルが異なります。

Windows10 Proでは、機能アップデートを行い最新のOSを提供するSACモデルをお選びいただけますが、機能アップデートを行わないLTSCモデルをお選びいただくことができません。

機能アップデートを行わないLTSCモデルをお選びいただく場合は「Windows10 Enterprise」または「Windows10 IoT Enterprise」のOSをお選びいただく必要がございます。

Windows10 IoT Enterprise LTSCモデルのアップデートサイクル

Windows10のLTSCモデルでは年2回の機能アップデートは実施されず、月1回の品質アップデートは実施されるといったアップデートサイクルとなります。

機能アップデートが行われず、OSバージョンも更新されることがありません。また最長10年のサポート期間があり、10年間同じバージョンのOSを使用することができます。

Windows10のLTSCモデルの導入

Windows10 EnterpriseとWindows10 IoT Enterpriseに必要なライセンスの違い

Windows10 Enterprise」の場合ボリュームライセンスの他に別途「Windows10 Pro」のライセンスが必要となりますが、「Windows10 IoT Enterprise」ではEmbeddedライセンスのみなのでリーズナブルに導入することが可能です。

Windows10 IoT Enterprise 対応機種の紹介

Windows10 IoT Enterpriseに対応した機器を多数ご用意しております。
導入を検討されている方は「商品ページはこちら」ボタンより商品ページをご覧ください。

H110M6-SF2 /2019 LTSC

【2019 LTSC】 標準スタンダードモデル

標準OS Win10 IoT Ent 2019 LTSC
CPU Pentium【CPU変更:可】
RAM 4GB
STD1 SSD-250GB
ODD DVDスーパーマルチ
GPU intel HD Graphics
H110M6-MT5 /2019 LTSC

【2019 LTSC】 標準スタンダードモデル

標準OS Win10 IoT Ent 2019 LTSC
CPU Pentium【CPU変更:可】
RAM 4GB
STD1 SSD-250GB
ODD DVDスーパーマルチ
GPU intel HD Graphics
H110M6-SF2 /2016 LTSB

【2016 LTSB】 標準スタンダードモデル

標準OS Win10 IoT Ent 2016 LTSB
CPU Pentium【CPU変更:可】
RAM 4GB
STD1 SSD-250GB
ODD DVDスーパーマルチ
GPU intel HD Graphics
H110M6-MT5 /2016 LTSB

【2016 LTSB】 標準スタンダードモデル

標準OS Win10 IoT Ent 2016 LTSB
CPU Pentium【CPU変更:可】
RAM 4GB
STD1 SSD-250GB
ODD DVDスーパーマルチ
GPU intel HD Graphics
<CPUの世代により利用できる年式が異ります>
●Windows10 IoT Enterprise 2015 
 →第6世代まで
● Windows10 IoT Enterprise 2016 
  →第6世代まで
● Windows10 IoT Enterprise 2019 
  →第7世代以上
※どの年式のOSを選択するかはお客様のご使用になる
アプリや環境に依存します。